「祈願木軸ペン 禅」について
「木は二度生きる」と言われます。樹木としての生、そして材料や道具としての生です。変化しながらも生き続けています。禅の教えによれば、すべてのものは常に変化しており、固定的な存在はないとされます。同様に、木もまた成長し、枯れ、再生することで、常に変化し続けている存在であると言えます。このような自然界の変化に対して、人間は自己の執着や偏見にとらわれず、柔軟な心を持ち、変化に適応することが求められます。また、禅では、自己を超えて他者や自然との関係性を大切にしています。木は自己の成長や再生だけでなく、周囲の生物や自然との関係性の中で成長し、生命力を発揮する存在です。このような木の存在は、自己中心的な思考や行動に対する禅の教えを体現しています。
祈願について
極楽寺本尊阿弥陀如来にお供えしてから加工し、完成後も「家内安全」「学業成就」「厄除開運」「健康祈願」「安産・子授け」を念じて読経し、「禅」の一文字を刻んでいます。
木軸ペンの取り扱いについて
天然木を使用したハンドメイド品のため、使用に支障の無い程度で制作過程での小傷や汚れがある場合があります。また、経年による色落ち、割れ、ヒビが入りますが、これも木軸ペンの特徴、個性とお考えいただき、お楽しみ下さい。
時折、オイルを塗っていただくと光沢が戻り、長持ちにもつながります。
初期不良以外は交換、返品には応じられません。ご了承下さい。
素材について
当寺でペン製作に使用している主な木材は以下の通りです。なお、ここにあげていない木材もあります。ご確認下さい。また、同種の木材でも色や杢目が異なることが木軸の良さの一つです。
また、祈願や保管の際に香を焚いていますのでその香りがついている場合もあります。
○紫檀・・・「ローズウッド」とも呼ばれる、美しい紫色が特徴的な密度の高いエキゾチックな木材です。仏壇仏具の材料に使われます。
○黒檀・・・真っ黒な美しい色が特徴の硬質な木材で、高級家具や楽器などに使われます。また、紫檀と同様に仏壇仏具の素材としても好まれます。
○花梨・・・緻密で美しい木目と、甘い香りが特徴の硬質な木材で、家具の材料に使われます。また、果物の花梨とは異なります。