萬年山極楽寺

萬年山極楽寺は臨済宗大本山大徳寺の末寺であり、金山明昶禅師により応永年間(15世紀初頭)に創建されました。
その後衰微の時期を経ましたが、江戸時代初頭、沢庵漬けで有名な沢庵禅師により復興され、杉原豊岡藩主から寺領の寄進を得るなどして今日に至っています。

石庭 清閑庭

参道を境に白と黒のコントラストをもつ枯山水の庭です。本堂手前は京都白川の砂に鞍馬の赤石を、前方黒砂部分は吉野の青石が配置され、中の白砂は「心」字、苔の山は大海に浮かぶ亀島、鶴島、三尊仏をかたどっています。
本堂左横は、裏山にかけて「寒霞庭」、本堂右横は沢庵禅師も愛でられた「山月庭」です。石庭全体を通じ禅の無言の説法が感じられます。